Tips · Image

複数の画像から PDF を作る

補正済みの画像を選び、1 つの PDF にまとめます。傾き補正などは別ソフトで済ませたあと、PDF 化だけ ManaPDF に任せる想定です。

まず知っておきたい — 並び順の違い

同じフォルダでも、並び順の指定で PDF のページ順が変わります。スキャン画像を page1.png … page10.png のように付けているときは、特に 自然順 と ファイル名順 の違いに注意してください。最近のWindowsは、自然順で並べるので、どう処理されるのかわかりにくいです。

並び順 CLI の値 ざっくりした意味 いつ使う?
自然順 natural ファイル名の数字を数値として比較 フォルダ / ZIP の既定。page2 が page10 より前
ファイル名順 name ファイル名を文字列として比較(辞書順) 文字だけで並べたいとき。page10 が page2 より前になりうる
更新日時順 modified ファイルの更新日時の昇順 スキャンした順に近い並びにしたいとき
作成日時順 created ファイルの作成日時の昇順 ZIP 入力では使えない

フォルダに次の 3 ファイルがあるとします。

page1.png
page2.png
page10.png

並び順ごとの PDF ページ順:

並び順 1 ページ目 2 ページ目 3 ページ目
--sort natural page1.png page2.png page10.png
--sort name page1.png page10.png page2.png ← 10 のあとに 2

--sort name はエラーにはなりませんが、意図したページ順にならないことがあります。「1, 2, … 10」と続くファイル名なら、通常は natural のほうが安全です。

ゼロ埋めのファイル名(page01.png, page02.png, page10.png)なら、ファイル名順でもだいたい期待どおりになります。

ファイル名の例 natural name
page1 … page10(桁なし) 1 → 2 → 10(期待どおり) 1 → 10 → 2(ずれやすい)
page01 … page10(ゼロ埋め) 01 → 02 → 10 01 → 02 → 10(だいたい期待どおり)
img_1, img_10, img_2 1 → 2 → 10 1 → 10 → 2

CLI でフォルダを 1 つ渡すと、--sort を省略しても中身は自然順です。複数ファイルをパスで列挙したときは、--sort を付けない限り引数の順のまま(並べ替えなし)です。

本番の前に --dry-run で並びを確認するのがおすすめです:

# 自然順(page1 → page2 → page10)
manapdf image .\scans -o output.pdf --sort natural --dry-run

# ファイル名順(page1 → page10 → page2 になりうる)
manapdf image .\scans -o output.pdf --sort name --dry-run

GUI

  1. 左メニューから Image を開く。
  2. 画像を追加 または フォルダを追加 で入力を選ぶ(どちらか一方)。
  3. 複数ファイルだけ選んだ場合は 上へ / 下へ で並べ替える。フォルダや ZIP のときは 並び順 で自然順 / ファイル名順などを選べます(上の表を参照)。
  4. 出力 PDF のパスを確認・変更する。
  5. 必要なら Title などのメタデータを入力する(任意)。
  6. PDF 作成 を押し、完了後に出力 PDF を開いて確認する。
ManaPDFのImage画面

CLI の例

フォルダ内を自然順で PDF にする(スキャン画像の連番向け):

manapdf image .\scans -o output.pdf --sort natural
  • .\scans — 入力フォルダ(直下の画像のみ。サブフォルダは含まない)。
  • -o output.pdf — 出力 PDF(必須)。

複数ファイルを列挙し、ファイル名順に並べ替える(--sort の明示指定が必要):

manapdf image page3.png page1.png page2.png -o output.pdf --sort name
  • --sort なし → 列挙順のまま(page3 → page1 → page2)。
  • --sort name → page1 → page2 → page3。
  • 桁なしの page10.png などが混ざると、ファイル名順は 1 → 10 → 2 になりうる点に注意。

メタデータを付ける:

manapdf image .\scans -o output.pdf --sort natural `
  --title "スキャン資料" --author "山田"

明示的に指定できること(CLI)

  • 並び順 — --sort natural|name|modified|created。複数ファイル列挙時は --sort なしだと並べ替えされない。
  • 出力先 — -o / --output(必須)。
  • PDF メタデータ — --title など(任意)。
  • 上書き — --force。
  • 確認のみ — --dry-run で並びを表示。

失敗例

並び順の選び間違い(エラーではないが結果が期待と違う)

page1.png … page10.png をファイル名順で PDF にした:

manapdf image .\scans -o output.pdf --sort name --dry-run
  • コマンドは成功しますが、ページ順が page1 → page10 → page2 → … になり、2 ページ目以降がずれることがあります。
  • 対処: --sort natural にするか、ファイル名を page01 のようにゼロ埋めする。

CLI の用法エラー

画像とフォルダを混在させて --sort を付けた:

manapdf image leading.png .\scans -o output.pdf --sort name
  • エラー: --sort 付きの複数パスは画像ファイルだけにしてください。

画像 1 枚だけに --sort を付けた:

manapdf image page1.png -o output.pdf --sort natural
  • エラー: 単一ファイルには --sort は使えません。

ZIP に --sort created:

manapdf image archive.zip -o output.pdf --sort created
  • エラー: ZIP では created 非対応。